お客様の要件でちょうどHyper-Vに適した内容がありました。
できる範囲で記録していこうと思います。
【サーバー:DELL T610、Wind2008Std】
やっぱり安いDELLにしました。
ちょうどX5550が発表したてのころでしたので最新です。
メモリ、HDD共に今後の増設を考え、大きなものにしました。(5U)
ざっと利用してみたところは、やっぱり早い。
これ一台で中小の方は十分でしょう。
OSライセンスとディスク、メモリを追加すればサーバー1台追加できます。
ボトルネックはやはりHDDですので、できるだけ早いもの、容量は抑えて、できればサーバーごとに物理HDDを分けたほうがよいですね。
管理面も以前のDELLサーバーと比べてとても楽です。
管理ソフトを普通にインストールすれば、Webでいろいろ管理できます。
「iDRAC」という、サーバーが落ちてても大丈夫な管理システムも標準で入っています。インストールの必要はありません。
ブラウザで管理できますのでネットワークさえつながれば遠隔管理も楽チンです。
【UPS:APC 1500(ネットワークオプション)】
定番のものにしました。
サーバー側に入れるエージェント「PowerChute Business Edition 」も付属していますが落とし穴が・・・・
最新バージョンからは「Hyper-Vがインストールされているサーバーにはインストールできない(けられる?)」と、購入前に確認。
では、どれ?ということで「PowerChute Network Shutdown」なら対応。
ではネットワークで使うには?
「UPS Network Management Cards」が必要、となり
セットで購入。
Hyper-Vの場合、Hyper-Vサーバー(物理サーバー)がシャットダウンを始めると、Hyper-Vサービスがお子さん(仮想サーバー)を寝かしつけてくれるので、ネットワークでなくても・・・と考えていましたが、万が一の際、大事なものです。
メーカーの推奨で選定しました。
ちょっと前バージョンの「PowerChute Business Edition 」
は「動くかもしれませんがどうなってもしりません」でしたので
使えたのですが・・・・APCは商売考えてます。
【Symantec BackupExec(オプション入り)】
バックアップは「保険」ですのでドコまでかけるか?ですが
しっかりとるようにしました。
こちらも通常であれば基本ライセンス「Symantec Backup Exec 12.5 for Windows Servers」のみでOKですが、Hyper-Vを使うとなると
「Symantec Backup Exec Microsoft Virtual Servers エージェント」が必要です。
両ライセンスは物理的サーバー(親サーバー)に1ライセンスあれば、仮想サーバーはどれだけ入れてもよいそうです。
スケールメリット?仮想化の際はお友達ご近所合わせて共同で商店街を立てる、産地直送売り場に出す、のようなイメージがおトクですね。
インストールは簡単に済みますが
仮想サーバーの復旧要件として
・取り合えず、バックアップした時点まで戻して!
・ファイル単位で戻して!
があると思います。
2番目の「ファイル単位」はSymantecで言うところのGRTという技術を使うそうです。
普通に「間違って大事なファイル消してしまった」際に重宝します。
(まるまる入替えるとすべてがタイムトリップします)
GRTを利用する場合は仮想サーバーにリモートエージェントを入れる必要があります。
本来はネットワーク越しにバックアップする際に必要なエージェントですが、「GRT技術を利用するためにインストールする」・・・というイメージ・・・だと思います。(すみません、Symantecに確認までは・・・とれてません)
インストールさえすれば、親サーバーと通信できなくてもGRTは利用できます。
これで、1つのバックアップから
・まるまる
か
・ファイル単位
ができるようになります。
と、ざっくりおぼえがきですが、サーバー管理されてる方からすれば、「あたりまえ」の環境が
とても安く、簡単に利用できるようになっています。
サーバー管理は最初にしっかり構築し、管理はそこそこにして、本来の「業務にどう活かすか?」に集中できます。