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Hyper-V 仮想マシンの通信が止まる、反応しなくなる


Hyper-Vの案件は多く扱っていますが、ここ最近、ネットワークが止まる、という問題がありました。
特に何もなく利用できていたのが、いきなり通信できなくなる。
物理サーバー、仮想サーバーともにログも残らず、OSとしてはネットワークは正常。
ただ、通信できない。ネットワークアダプタを無効にし、再度有効にすると解決する(リセットする)。
でも、また、一時したら、通信できなくなる。ネットワークアダプタをリセットしない限り使えない。

これは困ったぞ、と思ってましたら、見つけました。
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/2986895
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/2902166
原因はBroadcomのNICでした。
VMQという機能がデフォルトで有効ですので、これを無効にすることにより解決。

VMWareが「IntelNIC限定(無理をすればBroadcomも使えますが)」としていること、
そして金額が倍近くすることを考えても、やはりインテル製NICにするのが無難かもしれません。

お試し2 QNAP TS659 PRO+



つぎも同じく、お試しですがフォースメディアさん(http://www.forcemedia.co.jp/​qnap/index.html)からQNAPというメーカーのストレージ(HDDの塊)をお借​りしました。

仮想化を進めていくと、CPUやメモリは余ってても、HDDが足りなくなります。
でも、内蔵で増設ともいかず、USB外付けHDDもちょっと心配。
そういう時にiSCSIという規格を使って、ネットワーク経由で、サーバーにHDDをマウントする、ということが一般的になってます。

しかし・・・・
一般的なiSCSIは高いです。

そこで探していたところQNAP製品を見つけました。
あまり有名ではないメーカーで外国製品ですので、ちょっとどうかな?と思いますが、
どうもいろいろなところにOEMもやっているようです。
HDDが通常のSTATAが使えますので、本体ともにとてもリーズナブルにiSCSIが利用で来ます。

実際、つかってみたところとても簡単。

本体に電源とLANを接続し電源ON。
その後、フロントのパネルでIPアドレスを設定すればあとはブラウザで設定が可能です。
LUN作成からiSCSIの設定、WindowsServerへのマウントまで、1時間もかからずにできました。
Hyper-Vで2週間ほど利用してみましたが速度も問題なし。

低価格で外国もので使ったことないもの・・・はなかなかお客様に​提供するのをためらいますが、これでしたら安心しておすすめできそうです。
ご興味のある方はこちらまで。

Hyper-VとVMware(訂正)


VMwareのシェアが相変わらず高く、なんとなくですが
機能も先を行ってますが、Hyper-Vも扱いやすい・・でもVMwareというときに
いまいち、製品がいろいろあって分かりづらいのでセミナーに参加したついでに、ちょっとメモしてみました。

・仮想化の心臓部分?基本、標準セット
ESX/ESXi(無償)=Hyper-V

・有償の管理ツール、システム
vCenter=System Center Virtual Machine Manager(SCVMM)

・ESXとvCenterがセットになったもの
vSphere=(MSはない?Win2008R2+SCVMM?)

というイメージでした。

今回教えていただいたことは
ESXiだったら32ビットCPUでも動作ができ、その上に64ビットOSが動かせる、
ということです。

ちょっと、あまった古いサーバーでテスト・・・と思っても
Hyper-Vは64ビットCPUのみしか対応していないのですが
ESXiは32ビットCPUで構築し、その上に64ビットOSが動く(Windows2008R2が動く・・・・)ということでした。

本当かどうかは検証する予定です。

2011/11/9
実際に検証してみました。
結果は「32BitCPU上で64BitOSは動かせない」という
あたりまえ?のような結果でした。
OSインストール時に以下のようなエラーが・・・・

やっぱり、VMWareの方が勘違いしてたんでしょうね・・・残念。

WindowsServer2008R2 SP1も問題なし。


DELLサーバーにWindowsServer2008R2のSP1を入れました。
時間はWindows7と同じく30分程度。

このサーバーにはHyper-Vも導入しています。
SP1を入れるだけで、ダイナミックメモリが有効になってました。

実際はクライアント(VM側)に最新の統合サービスを入れる必要があるようです。
Win7または2008R2ではSP1を適用すれば大丈夫。

また、目玉のRemoteFXは
「役割の追加」で「リモートデスクトップサービス」から追加しないといけません。

ということは、RemoteFXを利用するにはRDSのライセンスが必要・・・ということですね。
でも、それではコストがかさむのでMSに確認してみます。
役割の追加で追加すると、各VMの設定画面のハードウェアの追加に、「RemoteFX3Dビデオアダプター」が表示され追加できるようになります。

追加後はこんな感じです。

ここで注意ですが・・・
特に拡張用ビデオボードを追加することなく、役割の追加ができましたがおそらく機能しないのでは・・・・
もう少し調査してみます。

私の会社でRemoteFXが一番うれしいのは
リモートでのUSB利用です。

継続調査中・・・・WindowsServer2008R2に合うビデオカードも調査中・・・

仮想アプリケーション App-Vの理解


アプリケーションの仮想化、って言われても
いまいちわかりにくいですが
・ローカルにはインストールされない
・リモートデスクトップのような画面転送でもない

では?

WindowsOSの上にJAVA VMが乗っかるように、アプリケーション層が仮想化される、というイメージです。

クライアントOS自体には基本的に手を加えず、特にレジストリなどは触らずに
その、OSの上に、仮想ランタイム環境をどんどん作り、その上に、アプリが乗っかります。

乗っかったアプリは仮想ランタイム上でDLLやレジストリをいじくる。

ので、OS自体には影響がなく、また、OS上には共存できないアプリ同士が利用できる。
OSに対応していないアプリケーションも稼動できる。

この仕組みを、AppVサーバーからストリミング配信(といってもいつも配信してるわけではありませんね)されるので、管理側も楽、ということですね。

「ターミナルサービスとあまり変わらない?」という疑問もありましたが
・メモリ、HDD、CPUなどローカルのリソースを利用する。
・オフラインでも利用できる。
というのが大きな違いになります。

VSで利用する「ClickOnce」という配信管理とにてますがApp-Vのほうが早くて手軽そうです。

クラウドで思う商法


クラウドは商売範囲を最頒布する。

クラウドは新しい商法、囲い込み?では?という面がある、と感じています。

いままで地域でつながっていたもの(たとえば日本にサーバーをおいて日本人が日本語で管理)を一旦ご破算し、まぜまぜし、再分配、再配置を容赦なくできるようにする。

利用者は良い意味でも悪い意味でも、中身がわからない。
とりあえず「有益ですよ」といわれる。

クラウドで
リスク分配!コスト削減!柔軟性向上!!=でもだれがどこまで見てくれるの?

大手がやっているSLAに関しても
障害発生時、利用料の保証のみで
クラウドが利用できない状況に陥った場合の売上損失は補償されない。

また、アマゾンやマイクロソフトなど米国企業のサービスでは
(日本から契約しても)
現状ではドルベースの支払なので為替に左右される。

と、商売ですからリスクはつき物ですが
どこかでみたことあるような
サブプライムローンと同じように感じる面もあります。

有益なところももちろん理解しているつもりですが
そんなに急に人は、システムは変れるのか?
変わる必要があるのか?

そういった問題の妥協点が
「プライベートクラウド」や「一部をクラウド」
という流れにでてきてる。

人間が物理的な欲をもち続ける限りは
やはり「大事なものは所有する」や「目の届く範囲」のクラウド、仮想化がいいのではないか?と思います。

提供する側(IT屋さん)も
「日本人だから日本のサービスを、安心でしょ」だけでなく
お客様から
「検討したらたまたま日本の会社のサービスだった」というぐらいの
グローバルなレベルの提供、対応をできるように常に力を注ぐ。

触ってる人が見えるクラウド、仮想化はタイズでもやってます。と、

最後に少し宣伝もいれてみました。

BackupExec2010 導入と現状注意点


もともとBEWS(BackupExecForWindwsServer)12.5を社内やお客様先でも導入していましたが
2月に最新バージョン「2010」が発売されたので早速導入しました。

一番のよいところはやっと2008R2に完全対応したところ。
それとちょっとユーザーインターフェースがフレンドリーになりました。

ただ、今の運用にまだマッチしていないのが
「ネットワークバックアップ時、Hyper-Vの仮想マシンバックアップのGRTオプションを利用できない」

ということが発生しています。
おそらく下記の内容だと思いますが
http://seer.entsupport.symantec.com/docs/328889.htm
GRTを利用すれば「VHDイメージ」からファイル単位でのリストアも可能になるとても便利な機能ですので、早く改善策が出てほしいところです。

Hyper-Vスナップショットの削除とお掃除


管理画面でスナップショットを削除しても、実際は
元のvhdと差分のavhdファイル(現在)が残って
そのまま動いています。

結構な容量を使ってると思いますので
vhdとavhdをマージしましょう。
方法は該当するゲストOSをシャットダウンすれば
裏でマージをしてくれるようです。

VMM上では何も動きがなさそうですが
Hyper-Vマネージャー上では
「結合処理を実行中(○○%)」と表示されています。
右クリックすると結合処理を停止、というのも選べますね。

結構なディスクアクセスになりますので
複数のゲストOSをマージする際は気をつけましょう。

可変vhdであればあわせてHyper-Vマネージャーの「ディスクの編集」>「最適化」を行うと実ファイル容量が綺麗になります。

VMMで作成したテンプレートから仮想マシンを作成すると、[地域と言語のオプション] の設定が英語になる


Win7の仮想マシンを作成し、VMMでテンプレート化。
作成したテンプレートから新たに仮想マシンを作成したときになぜか言語関係が日本語に・・・
IMEや表示する基本言語など、手動で変更すれば解決はするんですが、たくさん展開するときにはちょっとたいへんだな・・・とおもってましたらマイクロソフトでも把握してるようです。
System Center Virtual Machine Manager 2008 または System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 でライブラリ上にあるテンプレートから仮想マシンを作成した場合、[地域と言語のオプション] の設定が英語になる

とりあえず対処方法の1ではVMMを使う意味がなくなるので
2で応急処置しました。

せっかくVMMいれたのに、ちまちま手動で変更するのも、ですね。

正式な修正を待ちましょう。

VHD容量(パーテーション容量)を増やす


「とりあえずCドライブ40GでVHD作成しインストールしたけど、足りなくなった」
など「VHD内のCドライブを40Gから50Gにしたい」というとき、
管理ツールでVHDの容量を増やすことは可能ですが
それだけでは「未使用領域を増やした」だけです。
ディスク管理画面で見るとボリュームの後ろに拡張した「未使用」が表示されます。

これをディスク管理画面でCドライブとくっつけれるか・・・というとできませんでした。

くっつける(拡張する)にはVHDを別のOSにマウントし、diskpartコマンドで拡張します。

DドライブなどOSをインストールしていないボリュームでは
そのままdiskpartコマンドで拡張できます。

【手順メモ】
※事前にVMを停止しておく。
1.Hyper-V管理ツールやVMMからVHDを拡張する。

※OSがインストールされたパーテーションは
 別のVMにVHDをマウントし実行しなければならない。
2、拡張したVHDのVMを起動しログイン
  コマンドプロンプトを開いて「diskpart」を入力

3.list volume と入力し現状を確認

4 select volume (拡張したいボリュームNo)を入力

5.extendを入力し、拡張完了

6.list volumeで拡張を確認

Hyper-V応用 VMMでセルフポータル


VMMインストールのオプションとして
セルフポータルというサービスがあります。

今後、ますます自分たちでサーバーを

「持つ、買う」

のではなく

「利用する」

が当たり前になります。
(大手ネットショップポータルな行間で書いてみました)

その際に利用するのがセルフポータルになります。

Webブラウザで(IE推奨)仮想マシンが管理できる・・のは
Virtual Serverもそうでしたが、制限を設けて
・仮想マシン作成、削除
・ISOファイル、物理ドライブのマウント
などログインしたユーザーごとに制限をかけて利用できるようにります。

「じゃ、どんどん仮想マシンがつくれる?」というとそこもしっかり
プリペイド制?チケット制?といいますか、
ログインユーザーにはあらかじめ
財布がありまして、仮想マシンが買えるお金(クォーターポイントといいます)があらかじめ割り当てられています。
各仮想マシンのテンプレートにも値段がついてます。
Xpなら300円、Vistaなら500円、Windows7なら700円という感じでしょうか。

お財布に1000円はいっていたら
Xpを3台
Xp1台にWindows7 1台
というようにお財布の上限まで利用できます。
不要になった仮想マシンは削除すれば、お金は戻ってきます。

設定次第ではグループで携帯と同じく
「わけあえる」こともできます。

ご興味のある方はタイズまでお気軽にどうぞ。

Hyper-V応用 VMMで仮想PCの移動


VMMを導入して次は
「仮想PCのサーバー間移動」をやってみました。
※MSさんは「移行」と書いています。

社内にはVirtualServer2005R2を利用していましたので
こちらから、Hyper-Vへお引越しします。

VMMではあちらこちらにあるVirtualServer2005やHyper-Vの入った2008Serverを一元管理できます。
管理するには登録が必要(ホストの登録)ですので
まずは引越し元、引越し先が登録されていないといけません。

ここで注意点。
ホストの登録はADに参加(登録)していなくても可能ですが
(ADに参加してない場合は登録に少し手間がかかります)
引越し元、引越し先、ともにADに参加していないと移動できないようです。

いろいろ機能を利用しようとするとADは必須、と考えてたほうがよいですね。

実際の操作は簡単で移動したい仮想PCを右クリック>「移行」。
ウィザードに従って、移動したいサーバーを選んで進めば終りです。

BackupExecとDataProtectionManager比較1


以前からBackupソフトはSymantecのBackupExecを利用しています。
仮想化に際してMS製バックアップソフトDataProtectionManagerも試していますが気になった点を。

・インストールがちょっと面倒。
 MSの管理系ソフト全般にいえますが、なかなか「つかう」までに時間がかかります。
・バックアップ対象
 ADに参加しているコンピュータのみ対象。

(途中です)

WindowsServer2008R2にDataProtectionManagerインストール1


Hyper-VのバックアップにはBackupExecが簡単です。
しかしライセンス料は結構かかります。
マイクロソフト製のバックアップソフトDataProtectionManager(DPM)を入れてみようと思います。

<躓き1>
最初に躓いたのはDPMインストール時。
前提条件でIISなどが書いていましたので先に機能の追加をしてましたがこれが原因で
「システム構成を照会できません。
Windows Management Instrumentation (WMI) サービスが実行されていることを確認してください」とインストールが進みません。
対処は一旦IISを削除。
それだけでした。

<躓き2>
再度セットアップを実行。
今度は「SISが実行されていない・・・・」とでるのでコマンドプロンプトで
「start /wait ocsetup.exe SIS-Limited /quiet /norestart」
を実行し、OSを再起動します。

再々度セットアップを実行後はすんなり進行。
IISSQLServerは、自動的にインストールされます。
(既存のSQLServerも選択可能)
SQLServerインストール時はOSに対応してない旨が表示されますが無視して続行しました。

インストール後は再起動が必要です。

テストサーバー導入


やっぱりお客さんにも実際に触って、確かめてもらうのが一番!
とテスト機DELL T300を導入。
dsc00203
こちらにHyper-Vを入れて中小企業でも仮想化を・・・と思っています。
これが全国に飛び回る・・・のは大変でしょうが
雲の一部としていろいろ利用してもらえたらよいですね。
Hyper-Vをお考えでしたらご相談ください。

OSはWindowsServer2008R2ですのでWindows7ベースな画面がこれまた新鮮です。
それにやっぱり2008と比べてさくさく動きますよ。